ストレスは薄毛の原因になります
ストレスは薄毛に大敵です。薄毛になる原因として考えなければいけないことのひとつがストレスです。ストレスという心の問題が、なぜ体に影響を与えるのかというと、ストレスによって頭皮や髪の毛の成長が阻害されてしまい、薄毛になってしまうことが問題となるからです。

人の体というのは、自律神経によってコントロールされており、自律神経は緊張や集中を司る交感神経と緊張の緩和、リラックスを司る副交感神経という2つに分類できます。どちらも、重要な役割を持っているのですが、ストレスがかかったときには精神的な重圧による緊張状態で交感神経が優位になってしまいます。交感神経が優位になった状態では、筋肉の緊張や血管の収縮などを引き起こし、血行が悪くなってしまいます。血液は、体の細胞に必要な栄養や酸素を供給するための大事な運搬路です。その流れが滞ってしまうということは、体中が栄養不足、酸素不足に陥ってしまいます。

当然のことながら、そのようなストレスの影響は頭部にも及び、頭皮や髪の毛の成長に必要な栄養、酸素が供給されなくなってしまいます。すると髪の毛を生み出す毛母細胞が正常に細胞分裂をすることができなくなりますし、髪の毛が生え変わるサイクルも乱れてしまいます。その結果として、髪の毛は細く短くなり、抜けやすくなるのです。つまりストレスの結果が薄毛となってしまうと言えます。

ストレスが原因による自律神経の問題に加えて、もうひとつ重要な薄毛の原因となるのが亜鉛不足です。髪の毛はたんぱく質で出来ていることはよく知られています。ですから、食事でたんぱく質を摂取すれば、髪の毛は生えてきやすくなるというわけです。ただし、たんぱく質がいきなり髪の毛になるわけではなく、亜鉛やビタミンの働きにより髪の毛になることができます。

ところが亜鉛はストレスがかかったときに、肝臓で生成されるメタロチオネインという物質の材料なので、ストレスがかかっている状況では大量に亜鉛が消費されてしまいます。亜鉛がなければ髪の毛を作り出すことができないわけですから、必然的に薄毛になってしまうのです。

遺伝的な原因と違って、誰もなりえるこの薄毛ですが、環境が変わって精神的に落ち着けば、元のように髪が生えてくるのかというと、早めに改善が出来れば血流が良くなるし、亜鉛の供給もされるので元通りになる可能性はあります。しかし、必要な栄養が届かないまま長期間放置していると、毛根が死んで薄毛になってしまう可能性もあります。

毛根が死んでしまったら、さすがに血流や亜鉛がいくら増えても、髪の毛が生えてくることはありません。そうなれば、植毛やかつらといった対策を講じるしかなくなるのです。

現代では知らぬ間にストレスが蓄積されている事が多く、薄毛になってから体が限界に来ていることを知ることも少なくありません。そのままの状態を続けていると、薄毛になった自分の姿を鏡で見て、さらに心に負担を掛けてしまうこともありえます。

髪の毛を守ることを考えるならば、忙しい生活を送っていても、睡眠や食事、余暇などで心が落ち着く時間をとることが必要です。